公開日 2023年12月27日
美術学科小野環教授の共著本『アートと人類学の共創ーー空き家?もの?こと?記憶』が水声社より出版されました。
本書では香川県高松市塩江町の空き家を巡って行われたプロジェクトをめぐる論考が、多数のヴィジュアルページと共に紹介されています。
声なき声にかたちをあたえる
一軒の空き家に残された「もの」から、いかにして人びとの生を描き出し、歴史を語り継ぐことができるのか。人類学者とアーティストは、それぞれの立場からこの問いに向き合い、「もの」たちの声に耳をすます。写真、家具から柱、果てはつもった埃に至るまで、空き家をくまなく探索することで浮かび上がったのは、ひとつの空き家を軸にした、ある家族の生きざまと塩江町の人びとの繋がりだった。今はなき人びとの記憶を継承するために、アートと人類学に何ができるのか。分野の壁を超えた挑戦的なプロジェクトの軌跡。
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